![きつい](https://naochanbiz.com/wp-content/uploads/2021/05/pexels-brett-sayles-1574216-1024x683.jpg)
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「生産技術職ってきついの?」
技術職で就職ないし転職を考えている方の中には,このような疑問を持っている方が多いのではないでしょうか。
結論を先に述べてしまうと,実は私はきついとは思ってないんです。
精神的なプレッシャーという観点から言うと,前職の基本設計の方が圧倒的にきつかったです。
自分が何を優先したいかによって変わりますし,業界や企業によっても環境は違います。
ずるい言い方をすると,人に寄ります。
なので,中には
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「生産技術きつすぎて耐えられない!」
という方も多いと思います。
そこで今回は「生産技術は一体何がきついの?」という問いにお答えしたいと思います。
逆に,もちろん魅力もありますので,魅力についてもお伝えしたいと思います。
さらに,きつすぎる場合の対処も紹介します。
就職活動,転職活動の参考になれば幸いです。
本記事から分かること
- 生産技術がきつい理由
- 生産技術の魅力
- 生産技術がきつすぎる場合の解決方法
- 転職前にきつい職場を見抜く方法
生産技術がきつい理由
![生産技術がきつい理由](https://naochanbiz.com/wp-content/uploads/2021/08/5621deba8a18b839c7a4321764bb05e8-1024x709.jpg)
(1)休日出勤が多い
設備の立ち上げや改善,試作の多くは生産ラインを止めなければできない作業です。
なので,生産能力がギリギリで平日フル稼働しているラインの場合には,休日に対応しなければならないことが多いです。
個人的には,これが「嫌なところNo.1」だと思っています。
その代わり,休日手当がつくので,それなりに給料はもらえます。
なお,平日より通勤はすいているので,気分が良いです。
(2)突発のトラブル対応
設備が止まってどうしようもない時は呼び出されます。
私は休日に電話がかかってくる程度で済んでいますが,夜中に電話がかかってきて会社に向かうという人もいます。
平日の昼間でも良いように呼ばれるので,自分の仕事が思うように進みません。
結果的に残業が増えます。
(3)職場環境が悪い
生産技術は基本的に工場勤務です。
工場はかなりお金に厳しいので,事務所はとても綺麗とは言えません。
また,工場内はいわゆる3Kで「臭い、汚い、危険」です。
昔よりは大分良くなってきているようですが,まだまだ環境が良いとは言えません。
機械設備を扱うので汚れます。
汚れ仕事が多いので,嫌な人も多いかと思います。
(4)人間関係に悩む
仕事柄,社内・社外関わらず色んな部署の人と関わります。
調整業務が多い中で,もちろん合わない人も出てきます。
私の上司は,年上の部下ばかりでかなり苦労しています。
私は人間関係には恵まれているので,前職含めてあまり悩んだ記憶はありません。
もちろん,「この人,私のこと嫌いだろうな」という人はいますけど,気にしてもしょうがないです。
(5)納期が厳しい
大概は無茶なスケジュール設定でプロジェクトが動いています。
これは生産技術に限らずですかね。
ただし,生産技術の仕事は生産に直結する仕事なので,遅れるとお客様との信頼関係に影響します。
上流部門が遅れたせいで,納期が厳しくなっても,やり遂げなければならないんです。
最下流の部門なので,しわ寄せが全部来るんですよね。
現場での突発のトラブル対応もあいまって,絶望的なこともよくあります。
(6)地方勤務になる
工場勤務になるので,大概は地方勤務になります。
都会に憧れている人や都会に住み慣れている人にとっては嫌ですよね。
また,車通勤になることが多いため,車は必須です。
車通勤だと,運転に集中しなければならないので,通勤中にやれることが限られるんですよね。
私は,前職で電車通勤していた時には読書をしていたのですが,最近は読書の時間が減りました。
車通勤の時間活用術も紹介していますので,良ければ参考にしてください。
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「嫌なことばっかりじゃん。生産技術はやめておこうかな」
もう少しだけお付き合いください。
ここからは魅力について語ります。
生産技術の魅力
![生産技術の魅力](https://naochanbiz.com/wp-content/uploads/2021/08/2a831ec055ed4fee4e1d0936ea40500d-1024x709.jpg)
(1)給料が良い
残業や休日出勤が多いので,給料は割と良いです。
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「工場勤務だと高卒の方と同じ給料なんじゃないの?」
と思われることもありますが,決してそんなことはありません。
会社によっても違うかもしれませんが,基本的には一緒に入社した同期と基本給は変わりません。
なので,残業代が多いと他の同期よりも給料は多くなります。
ちなみに,交代制で働いている現場の方の方が給料が高かったりします。
大変ですけどね。
(2)仕事の成果が分かりやすい
他の部署と違って,仕事が生産性に直結するので,仕事の成果がはっきり分かります。
上流部門はお客様に使ってもらわないと分からなかったり,商品が売れて初めて成果になるので,タイムラグがあるんですよね。
やりがいは感じやすい部署だと思います。
(3)定時が早い
工場勤務だと出勤時間も早いですが,帰宅時間も早いです。
何事も無ければ,定時に帰って好きなことができます。
昔と比べて,どの会社も残業規制はかなり厳しくなっていますので,私の場合は定時に帰れることも多いです。
おかげで,このようなブログを書けたりします。
(4)スキルが身につく
色んな部署の人と関わることが多いので,コミュニケーション力が身に付きます。
また,調整する力もつきます。
言い方を変えるとマネージメント力ですね。
そして,実際に自分で設備を調整するので,設備の知識が身に付きます。
ベテランの人はやたらと知識が豊富です。
(5)転職しやすい
上述したスキルにつながります。
- コミュニケーション力
- マネージメント力
この2つは他の会社に行っても通用するスキルです。
また,特殊な設備を扱っている場合は別ですが,汎用的な工作機械を扱っている場合は,多くの他の企業でも戦力になります。
特に地方の工場は人手が足りていないところが多く,募集が多いです。
ちなみに私の会社の生産技術部は中途入社の人がかなり多く,その中で出世している人も多いです。
また,コンサルタントとして活躍する人も多くいます。
改善を行う生産技術は,会社の経営や現場を改善するスキルが養われているからです。
興味がある方はコンサル業務検討してみてはいかがでしょうか。
生産技術がきつすぎる場合の解決方法
![生産技術がきつすぎて耐えられない場合の解決方法](https://naochanbiz.com/wp-content/uploads/2021/08/ee3be1d100caf1aa771552d59c2bd436-1024x709.jpg)
どうしても,きつすぎて耐えられない場合,部署異動か転職をおすすめします。
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「逃げるようで気が引けるなー」
と思う方もいるかもしれませんが,耐えられないほどの不満があると仕事のパフォーマンスも下がってしまい,成果を出しにくい状況になってしまいます。
成果が出せず,年齢だけが増し,いざ転職しようにも需要が無いという状況になりかねません。
最悪の場合,そのまま精神的に病んでしまう場合もあります。
少しでも部署異動や転職が頭をよぎった今,動き始めることをおすすめします。
とは言っても,不満爆発の状態での転職は個人的にはおすすめしません。
先ずは自己分析を徹底することを強くおすすめします。
私はサービス残業100時間/月を超えるブラック職場から転職し,残業ほぼ無し,有給100%取得のホワイト企業に勤めることができています。
納得のいく転職ができたのも自己分析をしっかりやったからだと思っています。
詳細は下の記事を参照ください。
なお,職種を変えることで職場環境が改善されることはもちろんですが,業界や会社によっては生産技術でも職場環境が良い場合もあります。
例えば,半導体のようなクリーンな環境が現場の場合,汚れ作業は少なくなります。
また,生産能力が十分な工場では,休日出勤や突発のトラブル対応が頻発することもありません。
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「職場環境が良い会社なんて入社する前に分かるの?」
転職前にきつい職場を見抜く方法
![きつい職場を見抜く方法](https://naochanbiz.com/wp-content/uploads/2021/08/5f63f49b6b7d98988e1002a4a4f2d6d5-1024x709.jpg)
(1)転職サイトの求人情報を見る
求人サイトには年間休日数や平均残業時間が記載されています。
また,平均勤続年数が長ければ当然働きやすい環境であると言えます。
ただし,会社全体での年数の場合もあるので,注意が必要です。
先ずは転職サイトの求人情報から全体像をつかむことをおすすめします。
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(2)転職口コミサイトを見る
各企業の元社員や現社員の口コミ情報です。
外からだと知ることができないリアルな社内事情を知ることができます。
ネガティブな要素が多いので注意は必要ですが,参考になることは間違いありません。
転職サイトと転職エージェントと合わせて利用することをおすすめします。
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(3)転職エージェントに聞く
この方法が一番おすすめです。
転職エージェントには,企業と直接やり取りしている担当がおり,その企業について詳しい情報を持っています。
そのため,転職希望者が不安に思っていることは大抵知っていると考えて大丈夫です。
また,企業について聞きにくいことでも,転職エージェントを通じて気軽に聞くことができるのでおすすめです。
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(4)OB訪問をする
就活でOB訪問をした方も多いと思いますが,オンライン社員訪問サービスがあります。
正に生の声が聞けるサービスです。
希望の企業があるかどうかは限りがありますが,希望の業界や職種といった少し幅を広げた観点で話を聞くことをおすすめします。
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(5)面接で感じる
最後は面と向かった雰囲気で感じ取りましょう。
挨拶や表情,態度で感じ取ることができます。
中途採用の面接では,直属の上司に当たる人と面接する場合が多いため,非常に参考になります。
笑顔があまりなく,傲慢な態度の人が面接官の場合は要注意です。
逆に穏やかに笑顔で話してくれる面接官なら大丈夫です。
かく言う私も役員との面接で幻滅して内定辞退した経験があります。
面接では見られるだけではなく,見る側の視点を持てると良いです。
まとめ
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「生産技術職はきつい?」という問いへの答えは,「人に寄る」ということです。
自分で経験してみないことには,何事も分からないのです。
私も初めは嫌でしたが,案外楽しくやっていますよ。
結局は楽しめるかどうかだと思います。
自分が楽しいと思える仕事に巡り合うことが一番だと思います。
どんな仕事にも嫌なことはありますが,楽しむことを先ずは考えましょう。
どうしても,きつすぎて耐えられない場合は,無理して働き続ける必要はありません。
満足のいく働き方が必ずあるはずなので,勇気を振り絞って一歩踏み出しましょう。
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