【体験談】生産技術は負け組?生産技術として生きていく方法とは?

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負け組

「えー工場勤務かよ」

「開発やりたかったのにー」

「せっかく大学院出たのに」

生産技術に配属されて,そう嘆いている新入社員の方,多いのではないでしょうか。

私も工場勤務だと分かった時,嘆きましたよ。

モチベーション曲線はガクンと急降下しました。

 

皆さんの中に「生産技術は負け組」というイメージがないでしょうか

そう決めつけるのはまだ早いですよ。

ちなみに,私は負け組とは思っていません

負け組だと思われる理由をプラスに考えられれば,決して負け組ではないと思えるはずです。

「どうやってプラスに考えるんだよ」

本記事では,負け組だと思われる理由を体験談を交えてプラスに捉えます

また,「どうすれば生産技術として楽しめるのか」ということもお伝えします

皆さんの下がり切ったモチベーション曲線を少しでも持ち上げたいと思います。

 

 

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この記事を書いた人
よしくん

私は大手メーカーに勤める平凡なゆとり世代のサラリーマンです。
このブログでは自分の経験を基に満足するキャリアを目標に発信します。

・転職1回目:サービス残業100時間を超えるブラック企業から残業ほぼゼロのホワイト企業に転職
・転職2回目:希望の職種と勤務地、年収150万UPの言うことなしの転職
・経歴:エンジニアリング5年、生産技術3年、企画(現在)

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負け組と思われる理由 vs 魅力

生産技術が負け組と思われる理由vs魅力

(1)地方勤務

生産技術は,ほぼ間違いなく工場勤務で田舎暮らしになります。

車通勤必須です。

都会の綺麗なオフィスに勤務したかった人にとっては残念ですよね。

でも,都内の電車通勤は大変ですよ。

私は都内で,高校から社会人5年目まで電車で通学・通勤していて満員電車には慣れていましたが,人混みはイライラしますよ。皆イライラしているので,喧嘩を始める人もよくいました。今の職場は地方の工場ですが,「満員電車に乗って通勤なんかできないよ」と言っている人が大半です。

 

それほど,田舎は心豊かに過ごせます

リモートワークで郊外に住む人が増えているほどですからね。

穏やかに生活したい人にとっては良い環境だと思います。

 

(2)仕事がきつい

工場に寄りますが,突発的なトラブル対応や休日出勤が多いです。

結果的に残業が多くなりがちですが,その分給料は増えますので,稼ぎたい方にとっては良いかもしれませんね。

新しい工場や生産能力に余裕のある工場では,基本的に定時で帰れると思います。

工場の定時は早いので,定時に帰れるとやれることがたくさんありますよ。

 

「仕事がきついのでは?」という疑問には下の記事で書いていますので良ければご覧ください。

 

また,工場は3K(臭い,汚い,危険)な現場が多いです。

そういう環境がどうしても嫌だという方も中にはいますよね。

その場合は,無理をして体調を崩す前に,異動や転職を考えた方が良いかと思います。

業界によっては綺麗な工場の場合もありますので,「生産技術やりたいけど,環境が悪くて・・・」という人は半導体等のクリーンな工場もありますので,検討してみてはいかがでしょうか。

 

転職が本当に必要なのかを考える記事も書いていますので,良ければご覧ください。

 

(3)仕事内容が低級

作業する人と思われがちですが,生産技術は管理する側です。

生産をマネージメントしなければならないので,むしろ高級なんです。

チームでの仕事が多くなるので,組織として働くスキルはかなり身に付きます

調整業務が多く,実はかなり難しい仕事なので,人間的に優秀な人でないと成り立たないんですよね。

生産技術に配属された方は「私は人間性を買われたんだ」と思って間違いないと思います。

 

(4)仕事が地味

開発や設計は技術職の花形ですよね。

新しいものを生み出すわけですからね。

それに対して,生産技術は生産効率改善がメインになりますので,地味なんですよね。

 

でも,現場を知らない人が現場泣かせの設備や製品を設計することは,結構あります。

ろくでもない設計者だと思われないためにも,現場を知っているべきだと,私は思います。

なので,先ずは生産技術を経験するということも悪くないと思います。

 

また,モノづくりを間近で見られるわけですから,むしろモノづくりを体感できる花形は生産技術かもしれませんよ。

モノづくりが好きな人にはうってつけですね。

 

(5)出世できない

工場勤務が島流しだと思われているからですかね。

出世にはあまり関係ないと思います。

給料も変わらないですよ。

 

上述しているように,調整業務が多いため,むしろマネージメント力が培われて出世できるスキルは身に付きます

あと,出世には運もありますので,生産技術だからと言って,出世できないわけではありません。

 

私のいる工場では,高卒で入社して取締役まで出世している人が何人もいます。

前の会社では,技術出身の人が社長でした。

メーカーでは技術者が社長になることも往々にしてあるんです。

何事もチャンスを掴めるかが大事です。

 

 

生産技術として生きていく

生産技術として生きていく

(1)モノづくりを楽しむ

どんな仕事でもそうですが,楽しむことが大事です。

メーカーに入社する人の多くはモノづくりが好きだと思います。

機械いじりが好きな人も多いでしょう。

会社の中で最も近くでモノづくりを見ている職種は生産技術ですよ。

良い製品が作られていることを肌身で感じられるのは,生産技術ならではだと思います。

 

(2)会社の誰よりも製品を知る

メーカー社員として「何が大切か」というと,自社の製品を知っていることです。

「当たり前じゃん」と思う方も多いと思いますが,大企業になればなるほど,ちゃんと製品を見たことがないという人が意外と多いです。

それだと自社製品について,熱く語れないんです。

友達に話すにも,転職の面接で話すにも,ちゃんと自社製品を知っているのといないのとでは印象が変わりますよね。

「どうやって作っているの?」「どこが優れているの?」

是非,自社製品に愛着を持って仕事をしましょう。

 

(3)現場作業者の相談相手になる

生産技術の最も大切なスキルの1つはコミュニケーションスキルです。

特に現場の作業者とは話す機会が多いでしょう。

ポイントは「ちゃんと聞いてあげること」です。

「当たり前じゃん」と思う方,案外できていない人が多いですよ。

作業者から「こうしてほしい」と言われて,「いやー,これはできない」と答えると,「この人は何もやってくれないんだな」と思われてしまいます。

先ずは意見を受け入れて,ちゃんと考えましょう。

これはどんなビジネスも同じなんですが,自社の社員だと思うと「相手に寄り添う気持ち」が薄れてしまうんですよね。

生産技術にとって,「お客様は作業者」なので,親身になってあげないと仕事が無くなってしまいます。

当然,全部を聞き入れてやり切るのは不可能だと思います。

10聞いて,1つでもできれば印象はガラリと変わりますので,ちょっとでも要望を叶えられるようにしましょう。

(4)自分の仕事の貢献度を知る

生産技術はライン改善の業務が多いですが,自分の改善がどのくらい会社に貢献しているのかを意識しましょう。

具体的にはコスト換算することです。

例えば,加工工程で工具寿命が延びれば,工具の消耗頻度は減り,稼働費削減になります。さらには,設備停止時間が減るので稼働率が上がり,生産数が上がります。

このように,自分の改善でいくら稼働費が削減できて,いくら分の生産数UPになったのかを知ると,会社への貢献度が具体的に分かり,モチベーションも高まります。

 

まとめ【生産技術はむしろ勝ち組】

生産技術

「生産技術は負け組」だと思われる理由をまとめると,「地味で何やっているか分からない」からだと思います。

でも,モノづくりの実感を最も感じられるのは生産技術なんですよね。

どんな仕事にも嫌なことはありますが,先ずは楽しむことが大事です。

自分に向いているか仕事かどうかは,やってみなければ分からないですよ。

やってみると案外楽しいかもしれません。

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