【資格は不要?】生産技術に必要なスキルとスキルアップの方法

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生産技術のスキル

「生産技術で必要なスキルって何だろう?」

「将来が不安だけど何をすればいいのか分かんない」

生産技術の仕事内容って幅広くて,何が重要なスキルなのか分からない人も多いのではないでしょうか。

私は将来が不安で色んな事を勉強しようと試みましたが,漠然と勉強しても続かないし,効果が薄いんですよね。

「本当に重要なのは何?」を明確にすることが大事だと思っています。

そこで,今回は生産技術に必要なスキルの中で,私の経験から重要だと思うスキルを解説します。

皆さんのキャリアを考える参考になれば幸いです。

 

 

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この記事を書いた人
よしくん

私は大手メーカーに勤める平凡なゆとり世代のサラリーマンです。
このブログでは自分の経験を基に満足するキャリアを目標に発信します。

・転職1回目:サービス残業100時間を超えるブラック企業から残業ほぼゼロのホワイト企業に転職
・転職2回目:希望の職種と勤務地、年収150万UPの言うことなしの転職
・経歴:エンジニアリング5年、生産技術3年、企画(現在)

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生産技術に必要なスキル

(1)必須のスキル

生産技術にとって必須のスキル

コミュニケーションスキル

全ビジネスマンに必須のスキルです。

生産技術として,特に大事なのは現場の作業者とのコミュニケーションです。

なぜなら,生産技術のお客様は現場の作業者だからです。

作業者の視点が抜けた自己満足な仕事をしていると嫌われます。

そうならないためにも,現場の作業者とは日頃からコミュニケーションをとって,不満を少しでも解消することを考えましょう。

【ポイント】

現場の作業者は好き勝手に不満を言ってきますが,否定せずに一旦全部聞きましょう。また,全部の要望を叶えるのは不可能なので,その中で緊急度の高いことに取り組みましょう。

 

調整スキル

2つの調整スキルが重要です。

  • 折衝スキル
  • マネージメントスキル

生産技術の仕事は,生産に関わるほとんどの仕事に携わります。

例えば,設備の導入や新製品の量産準備,品質,安全など色んな部署や他社とやり取りが発生します。

そのため,人の調整や仕事の調整,納期管理,コスト管理などが必要になります。

【ポイント】

一方的に仕事を押し付けず,「私はこれをやるので,それをお願いします」と,自分も動いていることを伝えると,相手にも動いてもらえる可能性が高いです。

 

問題解決スキル

現場改善を主に行っている生産技術に必須のスキルです。

トラブルが発生すると,緊急の場合は暫定対策で終わってしまうことが多いですが,最終的には発生した問題が二度と起こらない状態にする必要があります。

問題解決のステップ

①現状把握,分析

②問題点の抽出

③原因と対策の立案

④対策実施

⑤効果確認

⑥歯止め

【ポイント】

対策に入る前の現状把握や分析に時間をかけて,本質的な問題と原因を挙げることが重要です。

 

(2)重要なスキル

生産技術にとって重要なスキル

図面が読める

最低でも機械図面,欲を言えば電気図面も読めると,なお良いです。

なぜなら,設計やメーカーとのやり取りで,最終的な合意は図面になるからです。

図面の合意じゃないと,「イメージと違う・・・」なんてことになりかねません。

【失敗談】

特に異業種の人に説明する時は,常識が異なるため,図面でのやり取りが必須です。私はゼネコンとのやり取りで,建屋と設備の干渉関係をポンチ絵レベルでやり取りしていたために,箱を開けてみたら設備が入らないことがありました。

 

簡単な絵がすぐに描ける

自分のイメージを伝えるために,いわゆるポンチ絵を描けるようにしましょう。

文字や言葉だけでは,思っているより相手にイメージが伝わっていないことが多いです。

もちろん図面が一番いいですが,イメージだけを伝えたい場面は山のように出てきますので,その場でサッと簡単な絵を描けるとスムーズに仕事が進みます。

 

Word,Excel,PowerPointが使える

特にExcelが最重要ツールになります。

なぜなら,問題解決におけるデータ分析をする機会が多いからです。

ある程度の関数やピボットテーブルは使えるようになっておいた方が良いです。

 

(3)役に立つスキル

生産技術にとって役に立つスキル

設計スキル

設備を扱うことが主になるので,機械設計や制御設計がわかると良いです。

メーカーや設計部署に依頼すれば問題ありませんが,いざという時に少しでも分かると便利です。

また,治具の設計やレイアウト設計は頻発しますのでできた方が良いです。

 

マクロ(VBA)

書類作成の仕事が多いので,Excel作業の効率化のために簡単なマクロが分かると良いです。

トラブル対応で自分の仕事が進まないことが往々にしてあるので,作業の効率化は徐々にしていきましょう。

ネットで調べれば,使いたいマクロが大概出てくるので,コピペしてアレンジすればOKです。

 

英語

海外に工場がある会社に勤めている場合,英語はできた方が良いです。

海外工場とのやり取りや駐在の可能性があります。

ちなみに出世している人は当たり前のように英語を喋っています。

現場の作業者から工場長にのし上がった人も英語はペラペラです。

 

生産技術としてスキルアップする方法

生産技術としてスキルアップする方法

(1)OJT(On the Job Training)

経験が何よりの学びです。

失敗と成功の繰り返しでスキルは確実に上がるので,焦らずに仕事を愚直に進めましょう。

私の経験上,あまり仕事を選り好みせず,何でも一度受けてしまった方が良いと思っています。(※キャパオーバーで仕事が進まないのはダメですよ)

苦手なことややったことが無いことほど,積極的に場数を踏むことをおすすめします。

分からないことはできる人に恥ずかしがらずに聞きましょう。

【経験談】

私は元々,人前に出て話すことが苦手でした。中学校の合唱コンクールで,先生から指名され,全校生徒の前でクラス紹介のスピーチをした時,カンペを持った手が震えているのが,客席から見ても分かるくらいのあがり症でした。

そんな私でしたが,社内外のプレゼンの仕事を嫌々ながら引き受けることが多々ありました。そのせいか,最近では,「中身は大したことないのに妙に堂々としてるな」とか「お前なら安心だから頼むよ」と言ってもらえることが増えて,自信がついてきました。

 

(2)勉強

基本的にはOJT中心で問題ないと思っていますが,読書を含めた勉強は必須だと思います。

社会人の1日の勉強時間は平均30分もありませんが,年収の高い人ほど勉強時間が長い傾向にあることは調査結果からも知られています。

寝る前の30分や通勤の1時間で読書をして,OJTでアウトプットをすると良いです。

「車通勤だから読書なんてできないよ」

という人は,Amazon オーディオブックを使ってみるのも良いと思います。

なんと2022年1月27日から12万作品以上が聞き放題になります。

月1500円で聞き放題はかなりメリットがありますね。

Amazonオーディオブック公式HPはこちら

 

また,私も車通勤ですが,よく活用しているのはYouTubeの聞き流しです。

 

スキルという意味では,強いて挙げればExcelの勉強はやって損はないです。

設備や製品の知識,設計やCADなどの実務に直結するようなことはOJTで身につくのですが,Excelはなぜかあまり教わらないんですよね。

でも,どの職場でも通用するスキルですし,業務効率化も狙えるので確実に勉強した方が良いです。

 

私も自己研鑽を欠かしていません。

その軌跡も参考にどうぞ。

 

生産技術に必須の資格はない

生産技術に必須の資格はない

無駄に資格を取る必要はないです。

経験したことある人が多いと思いますが,目的なく勉強することはモチベーション維持が難しく,勉強したことが使えなければ意味がないので,おすすめしません。

自分の仕事に応じて取ると良いです。

仕事に必要な資格については,大概上司から取ってこいと言われるので心配いりません。

専門的なスキルは時代によって変わる

専門的なスキルは時代によって変わる

『1.生産技術に必要なスキル』で挙げたような汎用的なスキルはいつの時代でも重要ですが,専門的なスキルは時代によって変わります。

例えば,昔は手書きの図面だったのに,今はCADさらには3次元CADが普及していますよね。また,ロボットやAI,IoTも最近の流行りで,色んな企業が取り入れています。

このような専門的スキルは時代に合わせて勉強し,経験を積む必要があります。

どんな大企業でもいつ倒産するか分からない時代なので,職に困らないためにも勉強し続けなければならないんです。

 

現在は,ハードの進歩が緩くなり,ソフトで付加価値をつける時代になってきています。

そのため,ソフトが分かる人は重宝されます。

 

需要のある専門的なスキルを知る方法

需要のある専門的なスキルを知る方法

(1)技術雑誌で他社動向を知ろう

業界動向や他社の技術を知ると,今の技術の流行りを知ることができます。

展示会などでは製品にフォーカスされがちですが,技術雑誌は工場技術などが載っています。

業界に特化した雑誌が出版されているので,読んでみると面白いですよ。

前職でも現職でも,社内で技術雑誌が回覧されていますが,そういう会社も多いのではないでしょうか。大概忙しくて読まない人が多いのですが,私はパラパラめくって気になるところをコピーして,後で読んでいます。

 

(2)展示会で視野を広げよう

展示会は実際の技術を体験できるのでおすすめです。

工場に勤務していると,お得意のメーカーとしか付き合いがなかったり,ドメスティックになりがちなので,視野を広げる意味でも行った方が良いです。

開発や設計の人は展示会によく行っているのに,生産技術は行かないんですよね。今は変化の激しい時代なので,柔軟に対応できなければ生き残れないと,私は思います。

「そんな所に行ってる暇あるの?」と言われてしまうかもしれませんが,今後の会社のためにも,自分のためにも行った方がいいです。

 

(3)転職求人情報で需要のあるスキルを知ろう

求人が出るタイミングは大きく2種類あります。

  • 人が辞めてしまった欠員補充
  • 事業拡大や注力のため増員

この内,後者( 事業拡大や注力のため増員 )の求人を知っておくことは重要です。

なぜなら,需要を知って経験を積んでおけば,今の会社で何かあっても他の会社で活躍できるからです。

とは言っても,求人情報に「欠員補充のため」なんて書かないですよね。

中には,「事業拡大のため」と求人情報に書いている会社もありますが,書いていない場合は転職エージェントに聞くと分かります。

「転職エージェントに登録するのは面倒くさいよ」

と思うかもしれませんが,転職を考えていなくてもキャリアを考える際に活用できることも多いので,登録して損は無いです。

無料で登録できる転職エージェントを賢く活用する方法は「【賢く活用】転職エージェントの賢い使い方とは?プロにキャリアを相談する」をご参照ください。

 

まとめ

何事も経験

必要なスキルは基本的に仕事を通じてレベルアップします。

さらに,今後のキャリアを考えるなら,時代に合った専門的なスキルを知り,積極的に社内の案件に携わることが重要です。

何事も経験しないと身につかないので,失敗を恐れず挑戦してみましょう。

そして,楽しく良い人生を歩みましょう。

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