第二新卒ってどういう扱いなの?
新卒なの?中途なの?
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
最近では,大企業の第二新卒の採用が増えています。
私もいわゆる大企業と呼ばれる会社に第二新卒として入社しました。
そこで,今回は第二新卒の扱いと特徴を大きく3つ紹介します。
- 専門スキルは求められない
- 基本的に新卒扱い
- 新しい風を期待される
大企業での第二新卒の扱いと特徴
専門スキルは求められない
第二新卒に専門スキルは求められません。
求められるのは,挨拶や報連相,問題解決といった,最低限のビジネススキルです。
なぜビジネススキルだけでよいのか。
受け入れ側の大きな理由は2つです。
- 教育を省略できるから
- 固定観念がないから
1つ目は見ての通りです。
基本的なビジネススキルが身に付いていれば,教えることは専門スキルだけで済みますから,新卒よりも早く専門業務に取り組めます。
即戦力とまではいきませんが,準即戦力といったところでしょうか。
2つ目は,「前職での経験が浅いからまだ染まっていないだろう」という考えです。
他社での経験を持ちつつも,変に固執した考えがないということです。
なので,専門スキルは必要ありません。
逆に応募者側からしてみれば,専門スキルが必要ないということは,異業種・異職種に挑戦できるということです。
会社に入ったはいいけど,やりたいことが違った!
就活で希望の会社に入れなかったけど,どうしてもやりたい!
そのような人は,第二新卒という選択肢も視野に入れてもいいのではないでしょうか。
基本的に新卒扱い
第二新卒は基本的に新卒扱いされます。
なので,入社後の研修も新卒社員と一緒に受けることが多いです。
ただし,ビジネスマナーの研修は無いかと思います。
私の場合は,第二新卒は別の研修をやりました。
また,全国展開している企業であれば,転勤の可能性はあります。
これは企業の考え方にもよりますが,中途採用の場合は,職場採用なので転勤の可能性はあまりありません。
一方で,第二新卒は総合職採用なので,転勤や異動もありますし,入社時に職種を選べないこともあります。
私の場合は,希望の職種に配属されず,前職の経験が生かせるような職種になりました。
逆を言うと,社内の他の職種に挑戦できる可能性があるということです。
新しい風を期待される
第二新卒には新しい風を期待されます。
上記までの話だと「え?新卒と同じ扱いなんじゃないの?」と思われるかもしれません。
でも実際にはそうはいかず,少なからず新卒とは違う期待をされています。
何しろ他の会社のことを知っているわけですから,その経験も生かしてほしいと求められます。
経験といっても専門スキルではありません。
仕事をやっていて,違和感を感じたら変えてほしいということです。
例えば,「前職と比べて会議が異常なほど多い」とか「紙媒体が多い」とかそういったことです。
とはいえ,いきなり改善を求められてもハードルが高いですよね。
でもこのようなことは,その会社に長年勤めている人の中では当たり前になってしまっているので,問題自体に気付きません。
なので,先ずは問題を打ち上げることが大事です。
このように,基本的には新卒扱いとはいえ,新卒よりも柔軟性が求められます。
まとめ
おさらいです。
第二新卒の扱いと特徴
- 専門スキルは求められない
- 基本的に新卒扱い
- 新しい風を期待される
最近では第二新卒の採用に力を入れる大企業が増えています。
企業側からしてみれば,結構メリットがありますからね。
(嫌な言い方をすると,手のかからない都合の良い人材です)
ただし,第二新卒の採用に力を入れ始めたことが最近の話で,企業側も手探りになっていることがあります。
難しい立場であるということは認識しておいた方が良いかと思います。
私の周りには,中小企業から大企業に入社する人も,全く違う業界から入社する人もいました。
第二新卒だとチャレンジできる選択肢も増えますので,興味のある方に参考になれば幸いです。
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