「やりたいことがない」
「やりたいことやってキラキラしてる人が羨ましい」
自分にはやりたいことが無くて,むなしくなってしまうことはありませんか。
でも,やりたいことがない人は意外と多いですよね。
やりたいことがないのではなく、気付いていないことが多いんです。
中には,意図的に気付かないようにしている人もいます。
やりたいことを見つけるために,自分探しの旅に出る人や手あたり次第手を出してみる人もいますが,闇雲に行動して見つかるものではありません。
むしろ,自分の中に既にあるものをいかに引き出せるかが大事です。
今回の記事では,やりたいことがない原因とやりたいことを見つける方法について解説します。
皆さんが満足できる人生を送るための道筋になれば幸いです。
本記事の参考書籍
『やりたいことに気づく力を育てる本』 月下 ナツ(著)『世界一ゆる〜い!やりたいことの見つけ方』川喜田 敬 (著)
『やりたいことを見つけたい!そう思った時に読む本』新谷 優太郎(著)
今ならkindle unlimitedの読み放題で読めます。(公式HPでkindle unlimitedに登録)
やりたいことがない原因
(1)偏った思い込みがある
こんな思い込みはありませんか。
偏った思い込み
- やりたいこと=仕事
- やりたいこと=今の自分ができること
- やりたいこと=自分の外にある
- やりたいこと=1つ
「やりたいこと」は「仕事」だけを考える必要はありません。プライベートのことでもOKです。
「仕事以外でやりたいことを挙げろ」と言われたら出てくる人も多いのではないでしょうか。
ちょっとやってみたいけど、今の自分には無理かな・・・
と、勝手にやりたいことから除外してしまっているものはないでしょうか。
でも,当たり前にできることをやっても面白くないですよね。
できないことをやるからワクワクするんです。
やりたいことは自分探しの旅では見つかりません。自分が既に経験してきたことにあります。
自分のことを深く知ることが何より大事です。
もしこれができなければ、もう何にも情熱を持てない・・・
と,1つのことに固執していませんか?
やりたいことは複数あった方が可能性が広がるので,1つに固執しないことが大事です。
(2)感情を抑えてしまう
子供の頃はやりたいことがいっぱいあったのに,大人になったらやりたいことが無くなった人も多いのではないでしょうか。
その原因は,大人は理性を求められるからです。
「やりたい」は「感情」ですよね。
感情を抑えることが求められていては,やりたいことは当然見つかりません。
特に,感情が強く動いた体験こそやりたいことなんです。
感情が動いた出来事を振り返ってみるといいです。ポジティブなことでもネガティブなことでもOKです。
なぜ感情が動いたのかを考えましょう。いくつかの体験で,その体験のどの部分に感情を動かされたかを言語化すると,共通点が見つかると思います。そこにやりたいことのヒントが隠されているはずです。
日常でも,面白いと思った出来事や本の共通点を探したり,好きなYouTuberやインフルエンサーの共通点を探す等,普段の何気ない感情の動きまで意識できるとさらに良いです。
(3)エネルギーがない
やりたいことがわからなくて悩んでいる人ほど,無理してやりたくないことをやっていることが多いです。
精神的に疲れていると,そもそもやりたいこともやりたいと思える状態ではないんです。
新しいことをやるにもエネルギーが必要なので,それなら我慢して安定な状態にいた方がいいと思う人も多いのではないでしょうか。
やりたくないことにエネルギーを使っていては、そもそもやる気が出ません。
エネルギーには限界があるので,新しいことをやるためには,何かをやめなければならないことは理解しておきましょう。
やりたいことを見つける方法
(1)本音を話す
「本音」=「潜在意識」だからです。
ポイントは①素直に,②感情的に,③エネルギッシュに話すことです。
お気付きの通り,原因で挙げた3つとは真逆の思考を持つんです。
子供にやりたいことがいっぱいあるのは,上記の3つを純粋に実行しているからなんです。
何を話せばいいの?
本音なら何でもいいのですが,自分を知ることに着目して,例えば以下のことを話してみましょう。
話す内容の例
- タダ働きだとしても,思わずやってしまうことや満たされることは?
- 今の自分にはできないけど,10年後全てのスキルや資金が整ったとして,やりたいことは?
- これまでの人生で充実した5つの経験は?
- どんなところに充実感を感じたのか?
- 複数の経験に共通する,充実感を感じたポイントは?
上記の問いから,共通する部分を探すと,やりたいことのヒントが見えてきます。
1か月間日記を書くこともおすすめです。自分のことを深く知ることができますよ。
この4行を書くだけでOKなので,5分で書けます。
憤りや喜びを感じた出来事の共通点を探せば,自分の好き・嫌いが分かります。
詳細は「【大雑把でいい】キャリアプランを考える目的と考え方のステップ」をご参照ください。
誰に話せばいいの?
客観的に意見をくれる人に話しましょう。
話す人
- 緊急の場合:コーチング,カウンセリングに話を聞いてもらう
- 手軽にしたい場合:友人と否定無しで話す
- 1人でやりたい場合:ブログや日記
キャリアのことなら,キャリアのプロである転職エージェントに話すこともおすすめです。
おすすめの転職エージェントは「自分に合う!タイプ別おすすめ転職エージェント6選【体験談を添えて】」に書いていますので,ご参照ください。
(2)やりたいと思ったらやる
よく「行動が大事だ!」と言われるのはこのことです。
闇雲にやりたくないことにまで手を出すのではなく,やりたいと思ったことは実際にやってみることが大事です。
やってみたら,その中で次は何をやりたいのか,もしくは本当は違う何かがやりたかったのかを振り返り,さらにやりたいことを実際にやってみます。
上図のようなサイクルを繰り返すことで,より自分の深くにあるやりたいことに繋がっていきます。
(3)固定観念にとらわれない
よし!旅行が好きだから旅行代理店で働こう!
待った!旅行代理店の仕事はスケジュール提案などのデスクワークがメインです。実際に旅行するわけじゃないけど大丈夫?
好きなことを仕事にしたいと考えると,直接的な見方をしてしまいがちです。
ここで見方を変えて,「なぜ旅行が好きなのか」を考えてみましょう。
もし「新しい場所に行くのが好き」であれば,出張の多い仕事を選んでみるのも一つの手だと思います。「計画を立てるのが好き」なら旅行代理店でもいいかもしれませんね。
このように,「なぜ好きなのか」を深掘りし,「どんな行動が好きなのか」まで落とし込むことで,仕事に結びつけることができます。
【注意】やりたいことを仕事にするだけが幸せなのか?
これは個人的な意見ですが,やりたい仕事をするだけが幸せになる方法ではないと思っています。
もちろん,人生の大半が仕事なので,仕事でやりたいことができるのがベストだとは思いますし,私も目指しています。
でも,「好きなことをやるために仕事をするんだ」でもおかしくないですよね。
好きなことを仕事にできるとは限らないわけです。
「好きな仕事ではないけど、別に苦ではない」というなら、その仕事を続けてプライベートを充実させるのも1つの選択肢です。
ただし,ただ苦しいだけの仕事なら,無理して続ける必要はないですよ。
幸せを感じる基準は人それぞれなので,無理にキラキラした人生を歩む必要はないと思っています。
まとめ
「やりたいこと」=「感情」という考え方は重要なポイントです。
日頃の経験で感じたことに着目し,共通点を探せば,自分の価値観に気付くことができます。
やりたいことをやるには,先ずは自分を深く知ることです。
そして,やりたいことは実際にやってみましょう。
「やらない後悔よりやって後悔」は私のモットーです。打席に立つ回数を増やせば,たとえ数パーセントでも打てる確率が上がります。逆に打席に立たなければ,確率はゼロです。
小さな一歩からでも,豊かな人生を目指してみませんか。
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