「都会の喧騒に疲れた・・・」
「地方勤務になった!最悪!」
大企業であれば不本意な勤務地になる可能性が高いです。
その中で地方勤務に対して賛否両論あるかと思います。
では地方勤務と都心勤務のどちらがいいのでしょうか。
結論は本人の志向次第です。
ただし、どちらでもいい人にとっては地方勤務の方が穏やかに暮らせることは間違いありません。
私は都心に5年間、地方に3年間勤務し、都心と地方のどちらも経験しております。
なので、本記事では、実際の体験から都心と比較して地方のメリット・デメリットを紹介します。
皆さんの今後の参考になれば幸いです。
地方勤務のメリット
地方勤務の場合、ストレスが小さくて済みます。
具体的には以下の通りです。
- 満員電車に乗らなくていい
- 飲み会が少ない
- 家賃が安い
- 自然が多い
- 人混みが少ない
(1)満員電車に乗らなくていい
地方勤務の場合、車通勤が基本になります。
そのため、満員電車に乗らなくて済みます。
満員電車は非常にストレスになります。
その要因は以下の通りです。
- 満員で人との距離が近い
- 他人の荷物がぶつかる
- 自分のペースで歩けない
- 電車が遅延する
- 雑音が耳に入る
- 座れない
- 荷物が重い
- くさい
- 変な人がいる
仕事でもストレスが溜まるのに、通勤でもストレスがかかるのは非常に苦痛です。
電車通勤のストレス軽減方法は「【自分のペースを作る】満員電車はもう嫌だ!電車通勤のストレス軽減方法9選」をご覧ください。
また、車通勤だと手が離せないので、運転以外にやることが限られますが、何かを聞くことはできます。
車通勤を有意義にするための方法も紹介しているので、「【車通勤の時間活用術】YouTube聞き流しにおすすめのチャンネル7選」を参考にしてください。
(2)飲み会が少ない
最近は飲み会に行きたくない若者が増えています。
自分の時間が少なくなりますからね。
地方勤務の場合、車通勤が基本なので、帰りに飲みに行く文化は少ないです。
また、家族との時間を大切にしている人が多くいる印象です。
都会と比べて誘惑が少ないことが要因かもしれませんね。
会社の飲み会は必ずしも悪いことだけではありませんが、注意点があります。
「【その飲み会は良い飲み会?悪い飲み会?】会社の飲み会での注意点を紹介」をご参照ください。
(3)家賃が安い
物価が安いという人もいますが、よほど田舎でない限り、物価は都会と比べても大きく変わりません。
ただし、住宅費はかなり安いです。
都心ではおんぼろ1Rの部屋にしか住めない家賃でも、地方だと1LDK以上かつ駐車場付きで住めたりします。
一軒家の場合でも、2台以上駐車できるスペースや庭の広い家に住んでいる人が多くいます。
都心で庭付きの家は少ないですし、庭があるとかなり高額なので、簡単に購入できるものではありません。
(4)自然が多い
自然が多いので、リフレッシュできる環境は多いです。
車で少し走れば山や湖、川に行け、キャンプや屋外レジャーは充実しています。
アウトドア好きには良い環境です。
(5)人混みが少ない
都会では商業施設、行楽地、飲食店、病院などあらゆる場所で人が多いです。
地方ではそのような人混みは少ないので、待ち時間が少なかったり、人混みを掻き分けて歩いたりしなくて済みます。
ちなみに、都会で売り切れてしまう商品が地方には残っているなんてこともあります。
地方勤務のデメリット
地方勤務の場合、あらゆる面で選択肢が少ないです。
具体的には以下の通りです。
- 公共交通手段が少ない
- 娯楽施設が少ない
- 出会いが少ない
- 店舗が少ない
- 流行に鈍感になる
(1)公共交通手段が少ない
電車やバスの本数が少ないです。
1本乗り遅れると30分以上次の電車が来ないです。
都心の暮らしに慣れていると面倒に感じます。
また、長距離の旅行に不便です。
東京駅を経由しなければいけなかったり、羽田空港や成田空港を経由しなければいけなかったりします。
私も海外旅行が好きなので、羽田空港に行くのも一苦労です。
(2)娯楽施設が少ない
遊べる施設が少ないです。
ボーリングやカラオケ等は地方の都市部にもありますが、イベントや最新の娯楽施設は地方にはほぼありません。
(3)出会いが少ない
特に工場勤務の場合、出会いは少ないです。
都心よりも積極的に行動しなければいけません。
男女関係に関していうと、メリットもあります。
浮気の可能性が低くなることです。
目移りするリスクが減りますからね。
(4)店舗が少ない
地方の方が美味しいものが食べられるというメリットをよく見ますが、そうとも限りません。
人気店は都心の方が多いですし、色んなものが美味しく食べられます。
また、飲食店だけでなく、例えば、メガバンクも地方によっては店舗が近くに無く、不便なことが多々あります。
このように、全国展開している店や銀行でも店舗が少ないです。
(5)流行に鈍感になる
私生活でいうと、おしゃれをしなくなります。
車の移動が大半ですし、人の多いところに行くことが少ないので、ラフな格好が多くなります。
また、仕事面では、展示会や講習会などは都心で行われるので、参加しづらく、頻繁には行けません。
そのため、工場はガラパゴス状態になることが多いです。
【体験談】地方勤務でも意外とやっていける
私は都会暮らしが長いですが、意外と田舎でもやっていけるなと思っています。
田舎と言えど商業施設の多い市街地であれば、生活には困りません。
特に私は趣味がないので、都心に出て遊びたいとも思いませんし、今はネットで大半が解決できる時代です。
友人のほとんどが都心に住んでいるので、すぐに飲みに行けないことはデメリットですね。
【注意点】勤務地を選ぶには?
どうしても勤務地を選びたい人に向けて、勤務地を選ぶ方法を紹介します。
ただし、大前提として、大企業の総合職であれば勤務地を選ぶことはほぼ不可能です。
その代わり、安定性や給料の高さ、充実した福利厚生などがある程度確保できるのです。
どの選択肢にも必ずリスクが伴います。
今後の自分のキャリア、人生をよく考えた上で以下を参考にしてください。
- 中小企業を選ぶ
- IT企業を選ぶ
- 一般職を選ぶ
- 独立する
(1)中小企業を選ぶ
勤務地が限定される小規模な会社を選びましょう。
例えば、勤務地が複数あっても、拠点がほぼ東京近辺に集まっている企業もあります。
そのような企業を選べば、転勤になっても住む場所を変えずに済む場合もあります。
(2)IT企業を選ぶ
IT企業の場合、モノを作る必要がなく、商材がシステムになるので、勤務地が固定される場合が多いです。
特にリモートワークOKの会社も増えているので、そのような会社を選べば、自分の好きな場所で業務を行うことが可能です。
(3)一般職を選ぶ
事業所毎に採用を行い、転勤無しの採用形態を取る会社も多くあります。
その代わり、出世はなく、給料は安くなります。
高い給料が必要ない場合には、この採用形態を選ぶと良いです。
(4)独立する
起業したりフリーランスになれば好きな場所で業務を行えます。
ただし、ハードルやリスクが高いです。
この場合、先ずは副業から始め、見通しがついてから独立することをおすすめします。
(注意)地方は求人が少ない
都心の場合は求人が多いので問題はありませんが、地方に移住したい場合には求人が少ないので注意が必要です。
地方の求人を探すには、求人数の多い大手転職エージェントやマイナビエージェントの地方別特設サイトなどを利用することをおすすめします。
もっとおすすめの転職エージェントを知りたい方は「自分に合う!タイプ別おすすめ転職エージェント6選【体験談を添えて】」をご覧ください。
まとめ
地方勤務は都心勤務と比べて、ストレスが圧倒的に小さくて済みます。
もし、勤務地にこだわりが無い場合は、地方勤務をおすすめします。
ただし、勤務地が全てではないので、自分の人生において何を優先したいかを考えましょう。
いずれにしても、勤務地が気に入らないからすぐに転職するのではなく、先ずは今後のキャリアや人生をよく考えた上で、選択することをおすすめします。
私のブログでは、サラリーマン人生を少しでも豊かなものにしたいと日々発信しています。
一緒に豊かな人生を目指しましょう。
コメント